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マインド→心→内面→? [自閉症の定義]

マインドを内面とする事で、マインドブラインドネス理論が分かり易くなったと前回書いた。

内面と言うならば、「気持ち」とした方が良いのでは無いかとも思える。
しかし、気持ちとした場合、この気持ちには感情が含まれるし気持ち=「感情」として
受け取られかねない。
感情のブラインドネスであれば、感情が無い人、になってしまう。

自閉症の実物に付き合っていれば、感情が無いなんて事は全くなく、突然周囲が引きまくる様な
感情の大爆発を起こす事は、本物を身近で見ていれば言わなくても分かっている事。
だから、マインドを「気持ち、感情」とすると理論の内容と合わなくなってくるのだ。

自閉症の子供の事を少しでも知りたい。アスペルガー症候群の子供の事を知りたい。
本当にそう思うなら、絶対「マインドブラインドネス 心の理論」を読まなければ理解出来ない。

これこそが基本で、初めの一歩になる。
自閉症とマインド・ブラインドネス (新装版)

バロン=コーエン,サイモン【著】〈Baron‐Cohen,Simon〉/長野 敬/長畑 正道/今野 義孝【訳】

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784791759682

新装版には心の理論て書いてないんだね。 失礼。

これを読んだとした上で今後の記述を続けます。
これを読んで簡単に理解できる天才は別として、私は何年にも掛かってこの本を理解しようと
勉強した。同じ様にまだ理解が不十分な人もいると思うので、私なりの補足。

とにかく私たち(自閉症、アスペルガー症候群)は、自分自身の内面を知る事が出来ない。
内面を知る事が出来ないと言う事はどういうことか。

例えば、私(自閉症診断済み)も私の妻(自閉症診断済み)も不登校になどなった事が無い。
学校は行かなければならない。と言う掟の前に、行かない等という選択肢が先ず無い。
だから、嫌で嫌でしょうが無くても学校へ行った。
嫌で嫌でしょうが無いと言うのは「内面」だから理屈に合わない様だが、
「嫌で嫌でしょうが無い」と言うのは、20年後40年後の今、当時の自分を見て分かる事で、
その時点では、とにかく行かねばならぬ、行かねばならぬ。どんなに朝苦しくとも、
どんなに眠くとも、どんなに気持ち悪くても、朝礼で倒れても、吐きそうになっても、
とにかく行かねばならぬ。

保健室へ行ってベッドで寝るなんて思いつきもしない。

人間は効率良く暮らせる能力を持っている。
嫌悪感を感じる場合、無意識にそれをさけストレス回避し、ストレスに対峙した時はカラオケで
ストレスを発散する。ストレス発散と称して、嫌な記憶を上書きして無かった事にする。

この、脳内の自動プログラムが、人間の生活を楽にする高度且つ重要なテクニックなのだ。
だから、普通人は生きていく上でのコスト(作業量)が少なくて済む様になっている。

私たち自閉症は、嫌な事もやれと言われれば、やらなきゃいけない。
その時、内面に「嫌だ」という気持ち感情があったとしても、その場では理解できない。
それを、周囲に的確に伝える事が出来ないから、さらに要求される。

これが積もり積もると、突然、大爆発する。
自閉症の子供なら収拾が付かなくなるし、アスペルガー症候群なら会社を辞めちゃう。
それも突然。

周りは、全く事態が飲み込めず困り果てると言う事だ。   少しは分かる? 私は自閉症です。
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マインドブラインドネス その言葉の意味する所 [自閉症の定義]

自閉症はウタフリスのグループがマインドブラインドネス理論を元に定義する事で初めて定義付けられた。

定義付けられたと言う事は、医師が診断を下す場合、この定義(決まり)に沿って判別すると言う事だ。
ただ、どんな医者でも自由に判定判別出来るわけでは無く、専門的な勉強と訓練をした専門医が行うと言う事になっている。
だから精神科の医師でも統合失調症に強い先生が簡単に診断を下すとは考えにくく、その場合は専門医を紹介してくれる筈だ。

このウタフリスのマインドブラインドネスの理論はなんと1990年に発表されたモノで日本に導入されたのは当然その後。
私からすれば、自閉症を判定出来る様になったのはごく最近だね、と言う事になる。

それまではどうしていたか。実は現場の施設関係者もよく分かっておらず、
「この子はカワイイから自閉症だ」とか曖昧な区別をしていただけだ。
今でも知的障害を伴う自閉症の子は「コミュニケーションが取れない」と言うだけで、
自閉症として見ている。
厳密に観察すると自閉症とは言いにくいのに、自閉症としてテレビでも紹介される事が多い。

でも、自閉症とテレビで紹介される子は、施設受けがよい子が選ばれるのか、違うケースが多い様に思われる。
しかし、障害者施設で職員の苦労を語る場面で取り上げられる子供は、自閉症とは紹介されないが、間違いなく自閉症の子供だったりする。
どうも、マスコミ関係者の目は、フィルターが入っていると言うか、隠された意図があると言うか、目に鱗がかぶっているケースが本当に多いね。

とにかく、マインドブラインドネスの理論で今までの当て推量では無い、
正しく自閉症を理解する手立てが出来上がった。

このマインドブラインドネスの理論、日本語訳は「心の理論」と翻訳され日本では紹介された。

マインドを心とした事で、どうも誤解が多い様な気がする。
私自身、マインドを心とする事が、日本語の心とはどうにもすり合わず嫌な感じが30年続いていた。

ところが、ある日テレビドラマの字幕で、マインドを「内面」と翻訳していた。

なる程、マインドブラインドネス=自分の内面を知る事が出来ない障害

これは非常に理論の内容ともフィットする。

「自分の内面を知る事が出来ない障害」

皆さんの子供を見ていてどうしても理解出来ない時、この言葉を思い出して欲しい。

私は自閉症です。
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誰も知らない、分かっていない自閉症 [自閉症の定義]

自閉症、発達障害、スペクトラム症候群、アスペルガー障害、アスペルガー症候群。

言葉で書いてしまうと何となく分かった気になってしまうが、自閉症については未だ殆ど分かっていない。

発達障害も、日本の文科省が扱う発達障害と、真剣に医療に取り組んでいる医者、精神科医の言う
発達障害は違う。
つまり、定義そのものが日本だけの特別なローカルルールで、やたら曖昧なモノを一緒くたにしているのが発達障害。
詳しくは後に述べるが、とにかく商売や、組織化や、選挙のための応援をお願いするには、該当者は多く、誰もが発達障害な方が都合が大変良い。
そんな事が、2000年からある組織を中心に熱心に運動(活動)してきた。

だから、1991年にウタフリスの画期的な論文が発表され、今まで未知の領域だった自閉症が、論理的且つ医学的に定義出来る様になり、
私たち当事者も驚きを持ってその研究がさらに進む事を期待したが、
当初アスペルガー症候群を表すのに使われた発達障害と言う単語が、今の様に何でもかんでも発達障害になるとは、思ってもみなかった。

酒鬼薔薇聖徒が事件を起こし、アスペルガー症候群が注目されたが、
それも何でもかんでも発達障害に代わり、さらにニキリンコと言う偽自閉症が登場し、
NHK教育テレビ他で取り上げられ、自閉症はさらに偽情報の方が多くなり、
自閉症の研究は2000年から全く進まなかったのである。

そして、今年2017年またNHKは懲りずに発達障害のキャンペーン放映をするそうだ。
そう言えばそろそろ選挙の声がする。

選挙の憶測が出ると必ず発達障害の記事が大量に流される。
妙な関係だ。

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